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'70s YAMAHA SC CUSTOM 2

地の果て地獄の相模原から( ゜▽゜)/コンバンハ~101.png


'70s ヤマハSC かなりマイナーなモデルですが、意外と売れたのか

ちょくちょく見かけます。

ラインナップは SC-700 800 1000 1200とありまして、 

1200のみスルーネック仕様

その他は多少スペックや指板材が異なるだけで、

ハードウエア・他は、ほぼ共通(モデルにより多少アレンジあり)

どのグレードも特徴は 3個の ミニスイッチ

すべてON/OFF/ON センターでオフ 上下でフェイズ切り替え

通称ジェブベックモデルサーキットと言われているが・・・多分間違い。

これはブライアンメイスタイル配線。(彼はスイッチ6個・・・)

大体これだけサウンドバリエーションがあるのですごいと思いがちだが・

実際には(個人差・好みはあるが)いい感じのアウトオブフェイズサウンドは2,3種類で

その他は(あっ面白いねで終わる出音)あまり実用性のないポジションが多い。



真実は未だ明らかではないが

ジェフ本人のあのホワイトストラトは配線はSCとは異なり

ギターを抱えて・下から ON/OFF/ON ・ ON/OFF/ON ・ ON/ON

・ブリッジピックアップのON/OFF フェイズ入れ替え  

・ミドル・ネック・ピックアップの切りかえ

・ミドル・ネックピッアップのシリーズ・パラレルの切り替えスイッチとなってます。


えっ!1個ちがうだけじゃん!って、思ったでしょう。144.png 

全然違います。

特にミドル・ネックのポジションのハムバッカーと

ブリッジピックアップのアウトオブフェイスサウンドは純正配線にはない出音

しかも個人的は最も好きなポジション。

純正配線で出せない魅力あるトーンが魅力

(難点は配線が超複雑プラス・キャビティ内の作業なので、綺麗に仕上げるには至難の業)

実際に使用する可能性の高い組み合わせの配線になっており、プレイヤーのデザインした配線ですね。

 この配線も大先生の研究によるとセイモアダンカンが組み込んだらしい・・・(まっ信じておきましょう144.png(笑))

限られたスイッチと配線で実用性の高い組み合わせを重視したレイアウトが素晴らしい。

純正のただこれだけのバリエーションがありますでは、非常に使いにくい。






ボリューム・トーン・ポットは CTS 配線材はUSA製

トーンコンデンサーは NOSㇺラードトロピカルフィッシュ を使用。

アウトプットジャックは定番スイッチクラフト製。

このギターボディはアルダー・ネックシャフトはメイプル・指板はローズウッド。

もっとも素直な出音の組み合わせで、安定した定番仕様。上位グレードはエボニー指板だよ~

この時期のネックメイプルはいい材を使用・そして指板のローズウッドもほんと良質のモノが使用されてます。

重量も軽量3,6Kg

※40年前の中古状態では正直まともに使用できる個体はほとんどありませんよ。

 それが、人気はあるが、プロミュージシャンでも使用している人はいない理由。

     ジャパンビンテージ

・つるしでは・まともに使えず・コレクション・

今日もおとーさんのコレクションは増えるばかり。


ADIOS101.png




\'70s YAMAHA SC   CUSTOM 2_d0361438_21060255.jpg


 






















この狭いキャビティの中の3ミニスイッチ配線の半田作業はかなりきつい・・

しかもJB仕様はさらに複雑な配線なんです。


\'70s YAMAHA SC   CUSTOM 2_d0361438_21103814.jpg

by clashegg | 2020-07-04 21:20 | YAMAHA SC